整体治療院の必須アイテム「トムソンテーブル」を徹底解明

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トムソンテーブルを使った基本テクニック

ここでは、レッグチェック~ディアフィールド下肢分析法、その後の矯正テクニックまで、トムソンテーブルを用いた基本的な矯正の流れをご紹介しています。

トムソン・レッグチェック

トムソンレッグチェックはトムソンテクニックの最初の工程で、ディアフィールドの下肢長短検査法をパターン化したものです。

検査法は、まず患者をトムソンテーブルに俯せに寝かせて、左右の足の長さを比べることから始めます。次に、患者の両足先を持って両膝を90度以上曲げさせて、靴底の高さを比べます。トムソンテクニックでは施術の際に患者に靴を履かせたままで行うのが一般的です。最後に、顔を左右にそれぞれ向けた状態で、脚の長さに変化が表われるか確認します。

以上の3ステップの検査の結果によって、サプラクセーション※の部位を特定して治療が行われます。検査の結果による分類は、以下の5種類になります。

※サプラクセーション…亜脱臼とも言う。病気で言う「患部」にあたるカイロプラクティック用語で様々な解釈がされてきたが、現在では「関節の機能的・構造的・病的変化で健康に影響を及ぼすもの」と定義されている。

  • ポジティブディアフィールド
    …「陽性ディアフィールド」とも言います。俯せに寝かせて足を伸ばした状態の時に短い方の下肢が、膝を曲げると長くなる(靴底が高くなる)場合ポジティブディアフィールドと判断します。骨盤後部にサプラクセーションが起こっているのが原因なので、この部位に対して治療が行われます。
  • ネガティブディアフィールド
    …「陰性ディアフィールド」とも言います。患者を俯せに寝かせて足を伸ばした時に短い方の下肢が、膝を曲げても短いままの時にネガティブディアフィールドと判断します。
  • Xディアフィールド
    …患者を俯せに寝かせて足を伸ばした状態では左右の下肢長が同じの場合、膝を曲げるとどちらかの脚が短くなり、さらに膝を曲げたまま顔を左右どちらかに向けると下肢の長さがそろう時にXディアフィールドと判断されます。顔を左に向けると脚が揃うものを「左-Xディアフィールド」、右を向くと脚が揃うものを「右-Xディアフィールド」と呼びます。
  • 頚椎症候群
    …患者を俯せにして足を伸ばしたままの状態で顔を左右に向けたとき、どちらかの脚が短くなったり、または既に短かった方の脚が短いままだった時に頚椎症候群を疑います。顔をどちらかに向けると脚が揃うことも有ります。このとき左側を向くと脚が揃うものを「左-頚椎症候群」、右を向くと揃うものを「右-頚椎症候群」と呼びます。
  • 両側頚椎症候群
    …患者を俯せに寝かせて足を伸ばした状態で顔を左右に向けた時、どちらに向けても顔が向いた方の脚が短くなる場合「両側頚椎症候群」と判断します。

他に「後方座骨」「過剰代償性頸部症候群」「反転症候群」などを分類項目に入れる場合もあるようです。

トムソンテーブル・テクニック

トムソンテクニックの治療は、すなわちトムソンテーブルの高速低振幅テクニックだと言って良いでしょう。治療は全てトムソンテーブル上で行われます。

レッグチェックの結果によって推定されたサプラクセーション(亜脱臼・患部)の位置に対して、高速低振幅の動きを与える部位に手を置き、トムソンテーブルのドロップの強さを調節した上で圧迫します。

わずかの圧力で施術部位の支えが落下して腰椎・頚椎のサプラクセーションに矯正を働き掛けます。落下した支えを上げ、また圧力を加えて落とす施術を必要に応じて数回行います。

トムソンテクニックの結果評価

ディアフィールド・レッグチェック法によって分析を行い、原因と推定された部位への施術を行った後は、再びディアフィールド・レッグチェック法で治療の結果を評価します。

診察台に俯せに寝た状態で、足を伸ばした時に左右の足の長さが等しく、膝を90度以上に曲げて靴底の高さを比べても変化がなく、足を伸ばして顔を左右に向けても、膝を曲げて顔を左右に向けても脚の長さに変化がなければ正常な状態に矯正できたことが解ります。

 
トムソンテーブル&テクニック辞典