整体治療院の必須アイテム「トムソンテーブル」を徹底解明

HOME » カイロプラクターのためのトムソンテクニックガイド » カイロプラクティックの「トムソンテクニック」とは

カイロプラクティックの「トムソンテクニック」とは

独特な構造を持った治療台「トムソンテーブル」を使用して手技を行うトムソンテクニックは、カイロプラクティックの技法の一つです。

トムソンテーブルを使うカイロプラクティック

今から100年以上も前にアメリカのDDパーマーによって確立されたカイロプラクティックも、現在では数百に及ぶ療法に分かれています。トムソンテクニックは、その数百のカイロプラクティック・テクニックの中でも比較的多く用いられている技法でしょう。

トムソンテクニックの一番の特徴は「トムソンテーブル」という専用のカイロプラクティック用テーブルを使用することです。トムソンテーブルはヘッドピース・胸部・腰部・骨盤部がそれぞれ独立して上下動する仕組みのベッドで、胸部・腰部・骨盤部は上からの手技による圧力でわずかな距離を落下するように作られています。

カイロプラクティック理論では治療(矯正)のために脊椎や腰椎に高速かつ低振幅の動きを与える必要があります。しかし施術者の体格や筋力または患者の体格(体重)や状態によっては施術が困難な例も多く、力の加え加減によっては危険を伴うことも少なくありません。

トムソンテーブルはわずかな力でテーブルのクッションの一部が落下することで、狙った個所に高速低振幅の動きを与えることができます。また、患者の体を抱え上げる必要もないので、体力がない施術者でも治療が可能で、強い力をかけないので患者の危険も少なくなります。

トムソンテクニックとニュートンの運動法則

トムソンテクニック理論の説明では、しばしば「ニュートンの運動法則」という記述を見掛けますが、実際にどういう物理的な力の関わりが有るのか実証されているわけではありません。

しかし、トムソンテーブルの仕組みから考えれば、施術者が力を加えなければテーブル各部が落下することはないというのがニュートンの慣性の法則であり、施術者が力を加えるとその部位の支えが落下して矯正ポイントに加速度的な力が加わるというのはニュートンの運動方程式のようでもあります。

ニュートンを持ち出すまでもなく、わずかな力で支えが落下することで瞬時に高速の動きが生まれ、支えの落下距離が少ないことで即座に動きを止めるトムソンテーブルは、カイロプラクティック業界における偉大な発明であることは間違いないでしょう。

経営的視点からもトムソンテーブル導入を

トムソンテクニックはトムソンテーブルを使ったカイロプラクティックというだけではなく、施術の手順を効率的に組み立ててシステム化しているため、施術者によらず短時間での治療が可能になる利点があります。

治療時間が短いことは身体の弱い高齢者や子供でも体力的・精神的負担が軽減されることを意味すると共に、施術者にとっても負担軽減と一日に治療できる患者数が増やせるというメリットを生むでしょう。

トムソンテーブル(トムソンテクニック)の導入は治療院経営的視点からも、大きな恩恵がもたらされる可能性を持っているかも知れません。

 
トムソンテーブル&テクニック辞典